日本最大の照葉樹林に架かる大吊橋へ

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日本最大の照葉樹林に架かる大吊橋へ

綾町を訪れたのは、新緑がまぶしい5月の中ごろ。旅の始めに向かったのは、長さ250m、高さ142mの照葉大吊橋だ。綾町の中心部を過ぎ、西に車を走らせると、やがて道は新緑が輝く山々に吸い込まれていく。

 山を覆っているのは、シイやカシなど照葉樹と呼ばれる 木々で、これほどの規模で照葉樹の森が残っているのは世界的に見てもたいへん貴重なこと。大吊橋周辺の照葉樹林を含む綾町全域は、2012年にユネスコエコパークにも登録されている。

 照葉大吊は自然の大切さ、素晴らしさを感じてもらいたいと架けられた。360度見わたす限りの照葉樹の山々。そして足元のはるか下を流れる綾南川。吊橋のまん中に立っていると、まるで宙に浮いているような感覚になってくる。吊橋を渡り切ると遊歩道が続き、森の中を散策できる。



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