春から秋はマダニの活動が盛んになるため、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症に注意が必要です。

[フタトゲチマダニ]

 春から秋はマダニの活動が盛んになるため、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症に注意が必要です。

あらゆる場所にひそむマダニから身を守るために、ポイントをしっかりと押さえ、予防に努めましょう。


フタトゲチマダニ

マダニの大きさは、吸血前は3~8mm、吸血後は10~20mm程度。ほかのダニと比べると大きく、肉眼で見えるのが特徴です。


【Q1】予防法と対策は?

【A】マダニにかまれないよう、草むらや畑に入る場合は、肌の露出を少なくする服装をしましょう。DEETという成分を含んだ虫除け剤を服の上から使用し、屋外活動後は、マダニが衣服の表面や体についていないか確認しましょう。


【Q2】マダニはどのようなところにいるの?

【A】シカやイノシシなどの野生動物が出没する環境に多く生息しているほか、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。


【Q3】宮崎市でもSFTSは発生しているの?

【A】平成28年12月28日までに全国で228人の感染が確認され、そのうち53人が死亡しています。宮崎市でもこれまでに14件の届出があり、そのうち7人が亡くなっています。


【Q4】どのような症状が出るの?

【A】主な症状は、発熱、倦怠感、食欲低下や嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状です。マダニにかまれてから6日から2週間程度で発症します。


【Q5】もしマダニにかまれたら?

【A】マダニは数日から10日以上吸血します。吸血中のマダニを見つけたら、無理に取り除かず、皮膚科などの医療機関でマダニの除去や消毒などの処置を受けてください。処置後も、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱などの症状が出た場合は、必ず医療機関を受診し、マダニにかまれたことを必ず医師に伝えてください。


[問] 健康支援課 ☎0985-29-5286、FAX0985-29-5208

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市広報みやざき 2017年3月号

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