~綾町は日本で最も美しい村連合に加盟しています~

「日本で最も美しい村連合」とは?

[連合の目的]

「日本で最も美しい村連合」とは?

 近年、日本では市町村合併が進み、小さくても素晴らしい地域資源を持つ村の存続や美しい景観の保護などが難しくなっている。この連合は、フランスの素朴な美しい村を厳選し紹介する「フランスで最も美しい村」活動を模範とし、失ったら二度と取り戻せない日本の農山村の景観・文化を守る活動(名前を「日本で最も美しい村」連合とした)をはじめた。

 連合は、小さくても輝くオンリーワンを持つ農山村が、自らの町や村に誇りを持って自立し、将来にわたって美しい地域であり続けるための手助けをしており、具体的には、「日本で最も美しい村」のシンボルマークを、日本のみならず世界的にも観光地や文化地域としての目印にするのが目標である。
フランスでは既にガイドブックや地図に載るほど有名な活動に成長している。

自然と人間の営みが長い年月をかけてつくりあげた小さな、本当に美しい日本は、いまならまだ各地に残されている。それらを慈しみ、楽しみ、そして、しっかりと未来に残すために平成17年10月に7つの村からスタート。現在では、全国で44の町・村・地域が加盟し、綾町も(平成21年10月から)この連合に加盟している。


連合の目的

 この連合は、素晴らしい地域資源を持ちながら過疎にある美しい町や村が、「日本で最も美しい村」を宣言することで自らの地域に誇りを持ち、
①将来にわたって美しい地域づくりを行うこと
②住民によるまちづくり活動を展開することで地域の活性化を図り、地域の自立を推進すること
③生活の営みにより作られてきた景観や環境を守り、これらを活用することで観光的付加価値を高め、地域の資源の保護と地域経済の発展に寄与すること
を目的としている。


「日本で最も美しい村」連合に加盟するためには条件がある

◆人口が1万人以下であること

◆地域資源が2つ以上あること
 ●景観…生活の営みにより作られた景観
 ●環境…豊かな自然や自然を活かした町や村の環境
 ●文化…昔ながらの祭りや郷土文化、建築物など

◆連合が評価する地域資源を活かす活動があること
 ●美しい景観に配慮したまちづくりを行っている
 ●住民による工夫した地域活動を行っている
 ●地域特有の工芸品や生活様式を頑なに守っている

※加盟後5年ごとに、再審査を受けなければならない。


綾町のこれまでの取り組みが
美しい村の景観を守った

 綾町で昭和43年からはじまった「花いっぱい運動」。これまでの町民の皆さんの取り組みにより、美しい綾の景観が守られ、日本で最も美しい村連合に加盟するまでになった。

 公民館や町内施設の花壇整備、河川一斉清掃、沿道の花植え、ガーデニング、まちのゴミ拾い、自宅付近の掃き掃除etc…。一本の花植え、一つのゴミ拾いからはじまる全ての活動が、私たちのまち「綾」を美しく保ち続けている。
その結果…「潤いのある町づくり」、「ふるさと賞」、「全国花いっぱいコンクール最優秀賞」、「名水庭園づくり郷土賞」等々を受賞。そして、昨年9月には「ユネスコエコパーク国内推薦決定」と多くの受賞や指定等を受けるまでになった。

 今年は町制80周年の記念すべき年になる。これまで守り続けた「美しい村“綾”」をこれからも守りつづけ、さらに美しい綾の景観を未来へ残すために、今年はこれまでの「花いっぱい運動」からステップアップをはかり、「花いっぱいの美しい村づくり運動」と名前を新たに、町がひとつになって、がんばっていこう。


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