令和元年11月17日(日)、串間市都井地区の立宇津緑地公園で、南海トラフ巨大地震を想定した訓練(串間市主催)が行われました。
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令和元年11月17日(日)、串間市都井地区の立宇津緑地公園で、南海トラフ巨大地震を想定した訓練(串間市主催)が行われました。
県防災ヘリ「あおぞら」による上空からの情報収集
訓練は、
『11月14日(木)、南海トラフ地震が発生し、震度6強の地震と大津波警報が都井地区に発令された。
道路は、土砂崩れで通行止めとなり、復旧には時間がかかるため、都井地区は完全に孤立状態。
地震発生から3日経過後に、関係機関が同公園に現地災害対策本部を設置し、住民の避難および、救出・救助を開始する』
という想定で行われました。
孤立住民を海上輸送する様子(巡視艇さつき)
串間市消防団都井分団
訓練に参加した串間市消防団都井分団の団員らは、専門機関のサポートとして、物資の受取りや傷病者の搬送などを行いました。
関係機関の連携をひと目見ようと、会場には多くの住民が集まり、防災への意識を高めていました。
今回のように地区住民と一緒になった訓練を行うことで、いざというときに避難することがいかに重要かを伝えることができる良い機会となりました。
また、消防関係者や自衛隊、海上保安庁の隊員が実際に活動する姿を間近で見てもらうことで防災意識をさらに高めることにつながったと思います。
訓練の内容
避難者輸送
同市宮之浦地区から、住民を陸路で現地対策本部へ輸送。
会場近くの立宇津漁港では、海上保安庁の巡視船により、孤立化した都井地区の住民を輸送。
防災救急ヘリ「あおぞら」との連携訓練
孤立集落から「あおぞら」を使い住民を輸送。
また、対策本部からの要請で、支援物資を投下。消防団員が物資を受け取り、対策本部に運搬。
倒壊家屋行方不明者捜索・救出訓練
家屋が倒壊した現場で、陸上自衛隊員が行方不明者を捜索。
家屋から救出を行い、消防団員が担架を使って現場から搬送。
道路啓開訓練
土砂崩れにより被災した車両が発見されたため、陸上自衛隊ががれきを撤去。
消防隊が車両から負傷者を救出し、救急車で搬送。
炊き出し
当日は、航空自衛隊と陸上自衛隊、日本赤十字社宮崎県支部串間市地区の方々が協力し、自衛隊の炊事車を使って炊き出し。