考えよう。鳥獣対策の今とこれから。
ジビエがイベントなどで大きく扱われるようになった背景には、
鳥獣被害の全国的な拡大があります。
村でも、捕獲頭数は年々増えてきていて、被害の報告も後を絶ちません。
シカやイノシシをはじめ、柿や栗などを食い荒らすサルや、カラス、アナグマ、ウサギなどの被害も多数報告されています。
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ジビエがイベントなどで大きく扱われるようになった背景には、
鳥獣被害の全国的な拡大があります。
村でも、捕獲頭数は年々増えてきていて、被害の報告も後を絶ちません。
シカやイノシシをはじめ、柿や栗などを食い荒らすサルや、カラス、アナグマ、ウサギなどの被害も多数報告されています。

▲村内4 ヶ所に設置されたサルの囲いわな。1つの群れごと捕獲できる大きさです。
「猟友会の皆さんの話によると、市房山の上のほうは、シカが食べない植物しか生えておらず、明らかにシカのエサが不足している状況が見受けられるそうです。
それだけに動物も必死だと思いますが、畑を荒らされるのは私たちにとっても死活問題。
シカネットの設置をはじめ、最近では村所などの4箇所にサルの囲いわなも設置し、処分するなどしています」(農林振興課・中武麻依)。

▲イノシシの囲いわな。わな猟の資格取得者は少しずつ増えている傾向にあります。
猟友会59人の平均年齢は62歳(平成26年時点)と高いですが、若い世代は仕事との兼ね合いで猟に出られる回数が限られているのが現状。
そんな中でも担い手の数は減らさないようにと、ここ2年間で6人がわな猟の資格を取得しています。「私も昨年、資格を取得して猟友会に入りました。銃よりは金銭的にも負担が低いため、取得しやすいと感じます。鳥獣の人馴れや餌付けが進んできているので、村の暮らしを守るために少しでも貢献できればと思います」(同)。
村の財産を守るため、関係者の試行錯誤が続きます。

▲サルによる大根の被害

▲イノシシによるイセイモの被害

【C h e c k!!】
猪肉はみりんと味噌で和えて一晩置いたり、塩麹でやわらかくしておいてホイルで包み、グリルで焼くととてもやわらかく味わえますよ。
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