昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。
宮崎市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。昭和35年10月号より
(写真は当時の中村1丁目)

地名むかしむかし 2015 「おおよど」

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昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。
宮崎市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。昭和35年10月号より
(写真は当時の中村1丁目)

地名むかしむかし 2015 「おおよど」

おおよど(大淀)というのはいうまでもなく宮崎市のうち大淀川の南岸の地域を指すことばである。 けれども古い文書にはあまり見えない。 大淀の地名がおこったのは明治になってからのようである。

(中略)

明治二十二年の町村制の実施にあたってこの六町村(中村町・太田村・福島町・大塚村・古城村・源藤村)を合併して一つの村になした。 それは大淀川をはさんで宮崎町と対立する一大自治区をつくるという理想によるものであった。 そしてこのときはじめてこれを大淀村と呼んだのである。 ところが大淀川は(中略)古い時代には小戸の渡といった。

(中略)

この古い世の橘の小戸の渡といった『小戸の渡』から『小戸の川』になり、さらに大淀川になったものと思われる。


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