宮崎市内には、さまざまな分野で活躍するICT企業が立地しています。ここでは、ICT企業の4人に「宮崎ではたらくということ」をテーマに対談をしていただきました。

『次を目指せる人』を求めたい

[宮崎市に多数の ICT企業が 集まる理由とは?]

『次を目指せる人』を求めたい

【坂本 康郎(さかもと・やすろう)さん】画像右端
株式会社教育情報サービス 営業本部長
企業情報:2014年に宮崎の立地企業に認定。
国内外で教育分野のソフトウェア開発などを行っている。

【軽井 宏直(かるい・ひろなお)さん】画像右から2番目
株式会社ハウコム 取締役
企業情報:2002年に宮崎市で事業を開始。
パソコンのヘルプデスクや、コンサル業務などを展開中。

【岡田 憲明(おかだ・のりあき)さん】画像右から3番目
スパークジャパン株式会社 代表取締役社長
企業情報:1997年創業の地元企業。
ウェブ制作を中心に約1000社と取引し、インドネシアにも進出。

【金子 知生(かねこ・ともお)さん】画像左端
デル株式会社 宮崎カスタマーセンター センター長
企業情報:約180か国に拠点を持つアメリカのITソリューション企業。
10年前に宮崎市にセンターを開設。


宮崎市に多数の ICT企業が 集まる理由とは?

金子さん(以下:金) 
 私たちは、おもてなしの精神にあふれた県民性がお客様サポートにぴったりだと感じたので、開設しました。当社では、全国各地で採用した社員をまず宮崎市に集めて、お客様に喜んでいただくための基本的な対応などの研修を行ってます。その中から、幹部候補生もたくさん育っていますよ。

軽井さん(以下:軽) 
 なるほど。私たちもお客様サポートを業務としているので、基本的に業務の中断は許されません。ところが都会だと電車の遅れや渋滞があり、通勤にも時間がかかる。その点、宮崎は大半の人が30分以内で通勤でき、急に欠勤が出ても他の人員で支え合うことができて助かります。

岡田さん(以下:岡) 
 宮崎市は空港と市街地が近く、羽田空港からでも2時間以内で行き来でき、大変便利ですね。豊かな自然が多く気候も温暖で、アメリカのシリコンバレーに似ています。県外のお客様の中には、「何とか宮崎で仕事をつくって出張で行きたい!」といわれる方も少なくありません。

坂本さん(以下:坂) 
 私たちは中小企業の海外展開支援なども行っていますが、海外のお客様の視点で見ると「メード・イン・ジャパン」という絶対的な信頼は、宮崎で作られた製品にも十分通用すると思います。ワークライフバランスを考えれば、宮崎市にICT企業が立地する利点は十分にあると思います。


宮崎市にICT企業が 集まることで生まれる メリットとは?

軽:ICT企業にとって人材はビジネスの根幹です。企業数が増え、人が集まれば企業が選べる人材も増え、競争が生まれてレベルも向上する。もちろん情報交換もできます。

坂:そうそう、市内の企業と新商品の共同開発をする過程では、お互いのアイデアを持ち寄ることで、発想も広がりました。

金:さまざまな仕事を経験することで人は成長していきます。市全体が一つのICT企業のようなイメージで、企業間で人の交流を行いながら共に成長していきたいです。

岡:20年前はシリコンバレーがICT産業の最先端でしたが、これからは宮崎市が日本のシリコンバレーといわれるようになるといいですね。

坂:今やインターネットは生活に欠かせないライフライン。便利に使うには相応のサービスやセキュリティー、サポートが必要で、ICT産業の伸びしろは他の産業と比べても大きいと思います。


成長するICT産業。 求める人材と今後の 方向性は?

岡:私たちは、『次を目指せる人』を求めています。現状に満足せず、自分の人生のステップアップも考えながら行動できる人材が欲しいですね。

軽:そういう意味ではリーダーになれる人材が必要ですよね。宮崎市には、まだまだキャリアアップするチャンスが広がっていると思いますよ。

金:ICT産業というと「パソコンやIT機器に詳しい人が働いている」という印象がありますが、知識はトレーニングで習得できます。人のために何ができるかを常に考え、自ら道を切り開ける人材に魅力を感じます。

坂:ICT産業は、いろいろな業種と連携できるのが強み。実際に私たちも地元の学習塾や大学などと事業を行っています。

軽:働き方も、例えば午前中だけでできる仕事もあるし、場所も在宅など選択肢がたくさんある。多様化するライフスタイルに柔軟に応えられる業種だと思います。 宮崎市でICT企業に就業している人はまだ数千人程度。産業として認知されるよう、もっと雇用を増やしていきたいですね。


Q:なぜ企業誘致が必要?
A:県内高校などの卒業生の約5割が県外に流出しています。人口減少を抑えるためにも、市に雇用の場を増やすことが必要です。

Q:ICT企業って何?
A:ICTとは、情報処理や情報通信分野の技術・サービスのこと。市内には、ソフトウェア開発やお客様サポートなど、さまざまな企業が集まっています。

Q:6年でICT企業が倍増!?
A:市は、企業の新規進出や地元企業の事業拡大を支援し、中心市街地には情報サービス業の集積を図ってきました。結果、市内のICT関連企業の立地数は6年間で2倍以上に増加。雇用予定者数も約600人増加し、平成26年度までに約2700人の雇用が生み出されています。

Q:ご存じでしたか?宮崎市のこんな魅力
A:①安心できる子育て環境
市では、乳幼児医療費助成や病児・病後児保育など、子どもを安心して生み育てていくための支援をしています。株式会社共立総合研究所が行った調査によると、宮崎県は「いい子どもが育つ都道府県ランキング」全国2位。地域ぐるみで子どもを見守り、育てる環境が充実しています。

②企業が求める人材の育成
市内の研修機関では、若手社員のためのコミュニケーションやプログラミング、コールセンターのオペレーター向けの研修などを行っています。また、市へのUIJターンを考えている都市圏在住者向けの就職説明会や、人材登録制度「ふるさと宮崎人材バンク」を設けるなどしています。


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【特集1】 宮崎ではたらくということ 活躍するICT企業 写真

miyazaki ebooks編集部

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