大切な人と向かい合って飲んだあの味。
ウインナー入りだと勘違いした記憶。
生クリームの濃い甘さに、たくさんの思い出がよみがえる
昭和世代も多いと思います。
最後は、老舗の名物ウインナーコーヒーを紹介して最終回。

[ミヤザキ|ウインナーコーヒー が飲める宮崎市内の喫茶店(一部)]

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楠並木通りにあった当時をご記憶の方も多いでしょう。1948年創業、珈琲サロン『らくがき』。ボンベルタ橘の中にあってもここだけは純喫茶の趣き。イタリアンローストの苦みがきいた自家焙煎の味に、昔なじみのファンが通います。

『らくがき』のウインナーコーヒーは、昔のままのしっかりした甘さです。生クリーム、コーヒー、シュガーの3つの味が移り変わっていくのが楽しみ。もちろん、一気に混ぜてしまうのが好きな方は、それはそれでよし。

老舗には、昭和のころから通うお客さんも多くいます。そんな店でも、ウイン ナーコーヒーはいまでも人気とは決して言えません。けれど、昔の味を知るお客さんの好みには添いたいというのが『らくがき』の思い。

そしてメニューからなくさないのが、たとえ食事目的のお客さんがほとんどでもコーヒー店としての誇りです。

写真を改めてご覧あれ。ウインナーコーヒーの生クリームの上に、チョコがトッピングされています。「キャラメルのときもイチゴシロップのときもあります。私が勝手にかけてるんです。そういうのが楽しみでね」と舌を出すオーナー。

お客さんとの信頼がある老舗だから許される遊びも、またうれしい。 まだまだ知らない味と出会えるウインナーコーヒーです。さて、今日は久しぶ りに喫茶店に行きますか。


ミヤザキ|ウインナーコーヒー が飲める宮崎市内の喫茶店(一部)

■カフェライム
生クリームとホイップクリームをのせるオリジナル

■シンドバッド
モカの深みを生クリームがやさしい味に

■珈琲館麦わら帽詩
深煎りのオリジナルブレンドをベースに

■コーヒーハウスメルビィ
これからの季節には冷たいウインナーコーヒーも

■ coffee梵
生クリーム好きにはたまらない山盛りのボリューム

■自家焙煎珈琲専門店 森の詩季
エスプレッソをベースに生クリームとブラウンシュガー

■カフェ&レストしゃんぐり・ら
ホイップクリーム+バニラアイスの組み合わせ

■カフェグレコ
水出しコーヒー使用でまろやかな口当たりに

■アーリールー厶
エスプレッソコーヒーに自家製の無糖ホイップクリーム

■クィーンズコーヒー
乳脂肪分の高い生クリームを使うことで、コクのある1 杯に

■ガレージ
6 ~10 月限定で、水出しコーヒーを使用。深煎り豆を一晩漬けて

■カフェ松本
オープン16 年来の、ブレンドコーヒーに生クリームの正統派

■珈琲専門店ウルワシ橘通本店
無糖の生クリーム、エスプレッソベースのコーヒーとシュガーの甘さ

■KIHEI CAFE(キヘイカフェ)
オリジナルの「ミラノブレンド」に、甘さの効いたホイップクリーム

■CORNER
オリジナルのオーガニックブレンドは、雑味のないクリアな味わい。メニューには載っていませんが、気軽に注文を。


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