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百済王伝説の証とされ、 長きに渡り伝えられてきた師走祭りが、1月23日(金)から25日(日)の3日問でおこなわれました。
伊佐賀神社 (日向市東郷町) で1年ぶりの再会を果たした神門神社と比木神社の一行は、 「塚の原古墳」 へ向かいます。 ここでは両神社のご神体が並べられ、両神社から神楽が奉納されました。 地元公民館からは、恒例
となった鳥汁などが振る舞われ、少し休憩をとります。故事にのっとリ野焼きをしながら出発した一行が次に向かうのは衣淵。小丸川衣淵では神職と入り厄による「みそぎ」が行われ、沿道、川岸にはたくさんの見物客で賑わいました。いよいよ神門神社を目前にした1本鳥居前の田んぼには、公民館や商工会、各裡団体などが組み立てた高さ5メートルにも及ぶ杉櫓26基が並立。神幸行列の進行に合わせるように次々に火が付けられ。 両神社一行を迎えました中日の24日はご神体の衣替えやドンタ口塚での神楽奉納、川原での洗濯行事など、素朴な形態で行われる祭りに百済伝説のロマンを感じられました。 また、百済王伝説を基に作られた歌と舞踊を、木城町四十八会と高鍋町ひとつぎ会、そして美郷町のしわすの会が西の正倉院前庭で披露しました。 夜になると優美な神楽のほか入り厄によるユーモラス神楽など多彩な神楽十八番が奉納されました。また、振舞いの焼酎や餅まきが行われるなど、にぎやかな夜神楽となりました。
最終日の下りましでは、別れの悲しみを隠すために行ったといわれる「ヘグロ塗り」が行われ、いざ別れの際には「オサラバー、オサラバー」と静かな山里に別れを惜しむ声がいつまでも響き渡っていました。
今年も、櫓殴置にご協力いただいた団体及び小路前田の田んぼを提供していただいた皆様へ紙面を借りて厚くお礼申し上げます。
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