ちりめんじゃこはカルシウムが豊富!そのまま食べても美味しいけれど、
ご飯や野菜と一緒に調理すれば、自然な塩味と旨みのおかげで少ない調味料でも
美味しい一品ができるすぐれた食材です。

成長期のお子さまのおやつにもぴったりですよ!

[【ちりめんじゃこの種類】]

<br> 調調<br> <br> <br> <br><br>

宮崎市では、ちりめんじゃこの原料であるシラスの水揚げ量が年間約1000トン!
と聞いても想像ができないくらいの量ですね。

シラスと聞いて、ちりめんじゃこはどんな魚の稚魚かご存知ですか?

イワシの稚魚で、主にカタクチイワシです。日向灘沖で漁獲され、美味しいちりめんじゃこができるまでの様子が知りたくて、宮崎市田吉でちりめんじゃこの製造、販売をしておられる志摩村水産さんへ伺ってきました。

ちりめんじゃこは「じゃこ」を省略して「ちりめん」と呼ばれ親しまれています。地域によっては「しらす」「おじゃこ」など呼び名が変わるそうです。「ちりめん」は、生ちりめん、釜揚げちりめん、ちりめんじゃこ、かえりちりめんなど、加工や大きさによって分類されます。

<ちりめんじゃこができるまでの流れ>
①日向灘沖で水揚げ
②水洗い
③釜茹で
④網に広げて機械干し
⑤天日干し(夏は1時間から1時間半、冬は2時間から2時間半程度)
⑥ごみなどを取り除く
⑦大きさに分ける
 ※シラスは小さく傷みやすいので鮮度のよい状態で加工するために時間との勝負だそうです。


【ちりめんじゃこの種類】

①「生ちりめん」水揚げされたばかりの生ちりめんはめったに口にする機会がありませんが、ポン酢やだし醤油で食べると絶品だそうです。


②「釜揚げちりめん」水揚げ後、きれいに洗って釜で茹でたもの。柔らかく小さなお子さまにも食べやすいですね。白ご飯にたっぷり乗せて、大根おろしや卵と一緒にいただきたい!


③「ちりめんじゃこ」一般的にちりめんと呼ばれるもの。水揚げ後、きれいに洗って釜で茹で、2~3時間天日干しされたもの。宮崎の太陽の陽ざしをたっぷり浴びたちりめんは、うまみと甘みがいっそう増して美味しくなるそうです。


④「かえりちりめん」ちりめんじゃこと同じ作り方ですが、ちりめんじゃこより少し大きいもの。もっと大きなものは「いりこ」です。


志摩村水産さんにお話を伺った日はあいにく漁に出ておられず、ちりめんじゃこができる過程を見ることができませんでしたが、工場内を見学させていただき、丁寧に加工の流れを教えていただきました。ピカピカに清掃された工場が清潔で、皆さんとても気さくな方ばかりだった事が印象的でした。親切な対応に感謝しております。ありがとうございました!

志摩村水産さんの会社方針「漁獲から製造まで一貫したシステムで行っており、新鮮なものを皆さまのもとへお届けするために、努力を惜しまない姿勢…を大切にしております。・・・・・・」 買って帰ったちりめん、ちりめんの佃煮など、どれも美味しくてついつい食べ過ぎそうです!


「有限会社志摩村水産」
〒880-0911宮崎市田吉2180
電話:0985-51-3885
http://maru-si.com/

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宮崎の海と太陽の恵みいっぱいのちりめんじゃこ|~ みやちゃぶだより~ 写真

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