小林市は畜産業、特に和牛の生産や肥育が盛んです。身近なところに和牛農家があり、牛肉が食卓にのぼるなど、和牛は私たちの生活に深く関わってきました。しかし、近年では口蹄疫や飼料の高騰などさまざまなことが要因で、和牛農家は厳しい経営を強いられています。それに伴う後継者不足も深刻な状況があります。
そこに差した大きな光。それが、全国和牛能力共進会における宮崎牛連続日本一の知らせでした。みんなが喜んだこの偉業。畜産が基幹産業である小林市で、大きく好転できる機会となったのではないでしょうか。そこで、今回は、郷土の誇りとなった和牛について知り、これからの畜産を考えます。

[]

<br>

「バンザーイ」 。10月28日、等級結果が発表されるたびに、 会場から上がる歓声。誇らしく掲げられた「日本一宮崎牛」ののぼり。
長崎県佐世保市で10月25日から29日の5日間、第10回全国和牛能力共進会が開催され、宮崎県は9部門中5部門で首席を獲得。宮崎牛は、日本一の称号に輝きました。畜産のまち小林市からは、県の代表28頭のうち10頭が出場。出品牛で最も評価が高い牛に送られる内閣総理大臣賞に、小林市の3頭を含む第7区が選ばれるなど、宮崎牛の一大産地として、小林市の畜産技術の高さや、農家の熱心な取り組みの成果を最高の形で証明しました。


こちらもおすすめ

人気記事

おすすめトピック