かつて憧れた味はいま…?ウインナーコーヒーのある喫茶店を探して…
気がつけばなくなりつつある味を、いま探しにいきます。

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かつて憧れた味はいま…?ウインナーコーヒーのある喫茶店を探して…
気がつけばなくなりつつある味を、いま探しにいきます。

喫茶店の思い出は、そのとき一緒だった誰かとの思い出でもあります。

 大塚台の高台にある『麦わら帽詩』。移転前から数えれば創業33年、昔からのファンに愛されるお店です。女性向けの食事メニューが評判ですが、ランチにも夜の食事にも、オリジナルブレンドのコーヒーがつくのが同店の喫茶店らしさです。暑い夏はコーヒーが敬遠されるかと思えば、からだを冷えるのを嫌ってか、意外なほどホットの需要があるそう。もちろん、ウインナーコーヒーもです。

 「喫茶店はコーヒーがおいしくないと」と言うマスターが、コーヒーを入れる際はたとえ繁忙時でも、ていねいにていねいに時間をかけてお湯を落としていきます。それを眺めて待つひとときも、コーヒーを楽しむ時間だと言えますが、その昔、そんな短い時間でさえ持たない間をもて余したのは、誰が一緒のときだったか。相手の唇についたウインナーコーヒーの クリームが気になったのは、どの店だったか。

 高台に建つ『麦わら帽詩』には、夜景目当てのお客さんも来るそうです。店の窓からはこの時期、花火も見えるそう。夏の花火とウインナーコーヒー… … 甘くて苦い思い出にひたるにはもってこいの組み合わせ。


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