花は見せ方一つで変わるもの。宮崎の素晴らしい素材を生かして、多くの人に喜ばれるアレンジをしていきたい。

技を磨いて花の魅力を引き出したい

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花は見せ方一つで変わるもの。宮崎の素晴らしい素材を生かして、多くの人に喜ばれるアレンジをしていきたい。

技を磨いて花の魅力を引き出したい

 「花の力で人を元気にしたい」という思いを原点に、花に携わる仕事を17年間続けている吉田真由美さん。2月に開催された全国技能グランプリ・フラワー装飾職種で、参加者45人の頂点に輝き、県内初となる、厚生労働大臣賞を受賞しました。

 大会では、新婦用のブライダルブーケと新郎用のブートニアのセット、展示用の立体作品(180㌢×90㌢×150㌢)を、支給された花と資材を使って150分以内に制作しました。花材の公表は大会の1か月前。大会まで毎日、仕事を終えてから構想を練り、デッサンを描き続けました。完成したブーケとブートニアのセットは、紫色を基調にピンクなど淡い色のガーベラやカーネーションなどの生花を使った作品で、花が開いていく様子をイメージしています。

 吉田さんは、「立派な賞を頂いたけれど、まだまだ勉強することがある」と今後の活動にも意欲的です。花を通じて得る癒やしや、育てる喜びをたくさんの人に感じてほしいとの思いから、将来は、暮らしの中に花文化が根付くように、花業界を盛り上げたいと思っているそうです。

 「花は見せ方一つで変わるもの。宮崎の素晴らしい素材を生かして、多くの人に喜ばれるアレンジをしていきたい」と話す吉田さん。

 今日も、訪れる人のリクエストに応えながら、夢のある作品を作り続けます。


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