村に大きな被害を与えた台風14号。
人的被害はなかったものの、甚大な被害を与えました。
台風が過ぎ去った後、通常の生活に戻れるよう、村を上げて復旧作業に取り組んでいます。

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台風14号は9月18日、最接近時には930ヘクトパスカルと、近年で類を見ない勢力で上陸しました。
台風の被害が増えるといわれる西側のルートを通過したことや台風の速度が比較的遅かったため、大きな被害をもたらしました。
村では、15日午前0時から19日午後6時までの総雨量が683・0㎜と9月の※月間平均雨量を超える雨が一度に降り、大雨特別警報が初めて発令されました。
土砂崩れや河川の増水による影響で、停電や給水制限、家屋の浸水などがみられました。


台風襲来後は、地元の建設業をはじめ、消防団など村を上げて復旧作業にあたりました。
村外からは、宮崎県職員や国土交通省のTec-force(緊急災害対策派遣隊)が駆け付け災害調査を行いました。
現在もなお、復旧作業にあたっています。


台風被害状況

床上 6戸 床下 4戸
給水制限(最大時) 64.4%
停電(最大時) 83.1%
避難所への避難者総数(最大時) 90世帯158人
被害推定額(令和4年10月17日時点) 12億8千5百万円超


消防団による活動

路面の洗い出し作業
河川の増水により、国道265号宮之瀬付近の道路に土砂がたまり排水溝が詰まってしまうことや、砂が舞い上がることで歩行者の妨げとなっていました。そこで、10月1日に各部消防団が集まり洗い出し作業を行いました。今回初めて作業に参加する新入団員は慣れない消防用ホースの扱いに苦戦しながらも、先輩方に教えてもらいながら懸命に取り組んでいました。大量の水が必要となることから、企業に水の運搬も協力いただきました。


避難者の援助
台風襲来前から活動を行っていた消防団。住民の安全を確保するため、各部で担当地区の避難所開設を行い避難者の誘導や台風が過ぎ去るまで付き添いを行いました。

家屋の復旧作業
多くの土砂が流れ込み被害を受けた家屋が見られました。消防団員や村の住民をはじめ、役場職員が集まり家屋に流れ込んだ土砂の撤去作業を行いました。重機の乗り入れが厳しい場所は人力で協力しながら作業しました。


Tec-force(テックフォース)による災害調査活動

9月23日から28日までの6日間、国土交通省のTec-Force(緊急災害対策派遣隊)30名が、救援に駆け付けました。九州各地から隊員が集まり、村内の被害状況調査を行いました。
調査では、エリアごとに各グループに分かれ、上空から状況を把握するために、ドローンを使用した調査も行われました。
最終日は、役場で最終報告会が行われ、村長や副村長及び関係者に対し、調査結果の報告が行われました。

Tec-forceとは??
Technical Emergency Control -FORCEの略で、国土交通省に設置された緊急災害対策派遣隊のことを言います。大規模な自然被害の際、早急な被災状況の把握や、被害拡大の防止、早期復旧の為、技術的な支援を行っています。


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