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 4月28日から5月6日にかけて綾町中央通り商店街を中心に「第5回綾男山まつり」が開催された。このまつりは、平成20年から商店主らでつくる「やっちみろかい・綾・実行委員会が企画して開催しており、今年で5年目を迎えた。

 「男山」は、春に開催された「雛山」同様に、子どもの健やかな成長を願い、岩や苔などを使って雄大な奥山の風景を再現し、5月人形や兜を飾りつけつくられている。すべて住民による手づくりで、勇ましい人形や趣向を凝らした飾り付けが見どころとなっており、今年は町内7か所に展示された。
 期間中は抽選で賞品が当たるスタンプラリーも開催され、県内外から訪れた多くの観光客は、地図を手に「男山」めぐりを楽しみながら町を散策していた。

 パレードには3歳から小学校6年生まで約30人の子どもたちが参加し、手づくりの鎧兜に身を包み綾町の中心部を練り歩いた。パレード終了後は、地獲れの野菜を使った「戦国汁」が振舞われ、子どもたちやその家族をはじめ多くの来場者がおいしそうに綾の味を味わっていた。  そして、メイン会場となった、綾ふれあい館では、町内園児が描いた「こいのぼりの絵」の展示や親子手づくりおもちゃ体験として「竹トンボ」「竹馬」「水てっぽう」の製作・体験が行われ、多くの親子連れが、昔ながらの遊びを楽しんでいた。
 また、町内では男山まつりのほか、綾城や酒泉の杜など各地でもイベントが開催され、ゴールデンウィーク期間中、多くの観光客が町を訪れて活気にあふれた。特に、イベントなどの相乗効果もあり、昨年リニューアルした「綾の照葉大吊橋」は、入場者数が一気に増え、早くも10万人を突破した。

 「雛山まつり」同様、この「男山まつり」も多くの町民の協力のもと毎年開催されるイベントとして成長した。このまつりも町の文化の一つとして、今後も継承されてほしいものである。


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