伊東マンショ縁の地へ 平成遣欧少年使節団イタリア派遣

3年に1度、天正遣欧使節団にゆかりのある5市1町で行われた平成遣欧少年使節団のイタリア訪問。わずか13歳にして使節としての使命を立派に果たした伊東マンショの足跡をたどる旅は、郷土の偉人の功績をより一層感じたものになったようです。

語り継がれる少年たちのロマン

[平成遣欧米少年使節団]

3年に1度、天正遣欧使節団にゆかりのある5市1町で行われた平成遣欧少年使節団のイタリア訪問。わずか13歳にして使節としての使命を立派に果たした伊東マンショの足跡をたどる旅は、郷土の偉人の功績をより一層感じたものになったようです。

語り継がれる少年たちのロマン

 伊東マンショは1582 (天正10)年、わずか13歳に して天正少年遣欧使節の正使 として千々石ミゲル・原マル チノ・中浦ジュリアンととも に長崎を出航しました。そしてポルトガル・スペイン両国王やローマ法王に謁見するなど、使節としての使命を立派に果たし、1590(天正18)年に帰国しました。


平成遣欧米少年使節団

 3年に1度、使節にゆかりのある長崎県大村市、西海市、波佐見町、雲仙市、南島原市および本市の5市1町で平成遣欧少年使節団 (以下使節団)を結成。各自治体から中学生を海外に派 遣し、マンショらが訪れた土地への訪問や、現地中学生と の交流などを行っています。

本年度の使節団として、本市から妻中3年の江藤祐介君 と穂北中3年の橋口凍さんが 参加。教育政策課の荒武課長補佐の引率のもと郷土の偉人が歩んだゆかりの地をたどる旅で貴重な経験をしました。


妻中3年 江藤祐介君

 イタリアの空港に着いたときは実感がわきませんでした。「来た」という感じがしたのは、バスの中から外の人や景色を見たときでした。研修の6日目には、楽しみにしていたことの一つである現地学生との交流会がありました。僕は部活で弓道をしているので、日本らしいところを紹介できればと思い弓道着を着て参加しました。はかま姿を喜んでもらえたと思います。国や言葉 は違っても、楽しさを共感することができうれしかったです。


穂北中3年 橋口凛さん

 代表に選ばれたときは、とてもうれしくて信じられない気持ちでした。しかし、同時に大きな不安もありました。今回の研修で特に印象に残っているのはローマ法王との謁見です。法王が登場したときの歓声はすごいもので、キリスト教やイタリア語の分からない私たちでもそのすごさやオーラの違いが伝わってきました。使節団の4人はこんなすごい方の前で堂々とした謁見を行ったのだと思うと、あらためて彼らの偉大さを感じることができました。


大感激と再認識

 マンショたちが、イタリアで歓待を受けたとの記述があるサンタマリアデラサルーテ教会神学校のプレートの前で。普段は決して見ることも写真を撮ることもできない貴重な資料に大感激。そして、マンショの偉大さを再認識しました。


ローマ法王との感動の謁見

 世界最小の国バチカン市国ではローマ法王との感動の謁見。マンショたちの直接謁見がどれだけ 偉大な行為であるか、身をもって知ることができた瞬間でした。ローマ法王の「日本から来た使節団に幸あれという言葉は一生忘れることのできないものとなりました。


現地の人たちとの交流

 同年代のイタリアの生徒との交流がありました。習った英単語を駆使したり、英会話の本を指差したりしながらの意思疎通。伝えたい気持ちや優しさがあれば伝わることを 実感しました。参加した2人は体験後、「もっと英語を勉強して話せるようになりたい」と笑顔で話していました。


平成遣欧少年使節団報告会

 9日間にわたるイタリア派遣を終えた本市代表の江藤君と橋口さんは、9月6日(土)、市コ ミュ二ティセンターで開催された報告会で、現地での体験を発表しました。2人は、たくさんの写真や動画を用いて、感動したこと、日本との違いに驚いたことなどを紹介。実際にイタリアを訪れたことで、西都の良さを再発見した所もあったようです。「すばらしい体験をさせてもらったことに感謝の気持ちでいっばい」と締めくくりました。

また、報告会では、イタリアで発見された伊東マンショの肖像画についての映像が上映されました。文化研究会の壱岐幸子さんがマンショの生涯について分かりやすく解説され、参加者は熱心に聞き入っていました。


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