宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ! 宮崎人」。 今回は、若者の政治への関心を高めようと活動を続けている、 宮崎公立大学選挙啓発サークル「ライツ」代表の遠山大樹さんです。

[1人でも多くの人に関心を持って欲しい]

宮崎公立大学3年 遠山 大樹(とおやま ひろき)さん (20歳)

 大学進学を機に政治に関心を持つようになり、3年生になった今春から同じゼミのメンバーと選挙啓発サークル「ライツ」を立ち上げる。
趣味はロードバイクで、同級生と一緒に宮崎から神戸まで走ったこともある。


1人でも多くの人に関心を持って欲しい

 6月18日、遠山さんが代表を務める選挙啓発サークル「ライツ」は、国富町役場で模擬選挙を行いました。
参加したのは新たに有権者となる18〜19歳の11人。
「ライツ」のメンバー3人が候補者となり、宮崎を活性化させるための公約を掲げて演説し、模擬投票や、ディスカッションを行いました。

 「参加してくれた人が1人でも多く政治に関心を持ち、投票に行ってくれればうれしい。
多くの人に、選挙権を18歳に引き下げてよかった、と思ってもらうようになるのが望みです」と笑みを浮かべながら活動を振り返る遠山さん。
進学するまでは全く読んでいなかったという新聞を大学の図書館で何げなく手に取り、それ以来、政治や経済に強く興味を持つようになったそうです。


きっかけはゼミの先生との出会い

 そんな中で遠山さんは、現在所属しているゼミの先生と出会います。
「1年生の時に、憲法に関する講義で初めてお会いしました。講義の内容が分かりやすいのはもちろん、講義とは関係のない社会の話題についても、事細かに答えてくれて感激しました」という遠山さんは、3年の進級時に迷わず先生のゼミを選択。
先生の勧めもあって、同じゼミの仲間と「ライツ」を立ち上げました。


若者が動けば政治も必ず動く

 選挙啓発サークル「ライツ」は、現在13人で活動中。宮崎市選挙管理委員会や、宮崎市明るい選挙推進協議会、国富町役場など、さまざまな組織と一緒に活動しています。

 「宮崎市明るい選挙推進協議会からは、5人のメンバーを協議会常任委員に委嘱していただきました。 宮崎市選挙管理委員会からも提案をいただき、選挙啓発のための卓上広告物を作成しました。気軽に選挙公報を見てもらおうと、委員会の皆さんと一緒に市内の大学をはじめ9か所に卓上広告物を設置したんです」。

メンバーは学内でも、工夫を凝らしたキャッチコピーの啓発ポスターを制作して掲示するなど、精力的に活動。新聞やテレビに取り上げられる機会も増え、注目を集めています。

 「政治の分野でも、若者が動けば若者を意識した政策が増えます。
ぼくたち若者は、自分たちの将来を見据えた判断が求められていると思います」と話す遠山さん。

啓発は一歩ずつですが、その効果は着実に広がっています。


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選挙で将来が少しでも明るくなれば。 そんな思いで活動しています。|(遠山 大樹さん)-キラリ宮崎人vol.27 写真

miyazaki ebooks編集部

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