[]
自然薯農家としての再出発
緑深い山あいでの暮らし
<石井 將勝さん・香織さん>
兵庫県尼崎市から移住。夫婦揃って地域おこし協力隊として活動している。
妻・香織さんの母が宮崎県北部出身であったことがきっかけで移住に至ったお二人。
將勝さん(東京都出身)は町の観光PRに、香織さん(兵庫県出身)は空き家空き地の利活用に従事しています。
「イベントを運営したり、ポスターやパンフレットを制作したり…未経験の仕事ばかりの中で、新しいスキルを習得できることにありがたみを感じています。ちなみに、無人島・乙島をもっと楽しんでもらえるような企画を考えるのも私の仕事。今では船舶免許も取得し、自分で操縦する船で乙島に渡ることができるまでになりました」と將勝さん。
もちろん私生活にも変化が。「東京で飲食店を経営していたことがあるほど、私たち夫婦は食べることが大好き。門川は食材に恵まれていて、味の濃い野菜や近海で捕れた魚など、都市部では手に入らない安価で新鮮な食材とも出合えました」と香織さんは目を輝かせます。
大自然が生活のすぐ隣にあり、海、山、川と市街地の魅力がコンパクトに詰まっている門川町。
「都心でアウトドアを楽しもうと思うと移動に2~3時間かかるのが当たり前でしたが、ここでは15分もあれば、船で島に渡ったり、清流でホタルを眺めたりできます。
地元の友人に話すと羨ましがられますよ」。
おかげで移住後は、キャンプや釣りが趣味に加わったそう。
「星空の美しさや、海の広さに癒されています」と顔を見合わせて笑うお二人のスローライフはまだ始まったばかりです。
こちらもおすすめ
-
川南に移り住んだ人インタビュー『これが私の生きる道』 夫婦で農家民泊を経営、楽しい老後計画は着々と進行中
かつて日本全国から人が集い、それぞれの想いを胸に開拓が行われた川南。今でも全国各地から多くの人が移り住み、思い思いの生活を送っている。アメリカンドリームならぬ、川南ドリームの実現に向けて自分日和の毎日を送っている3組を取材してみた。